昔、埼玉におじいさんAとおじいさんBとおじいさんCが一緒に暮らしていた。
おじいさんAもBもCもみんな毎日山に芝刈りに行っていた。
洗濯物はたまる一方だった。
それを見かねた桃太郎が自力で桃を割り、おじいさんA~Cの家に行き、家事の分担について丁寧に教えてあげた。
翌日、おじいさんAもBもCもみんな川に洗濯をしに行った。
桃太郎は言葉で伝えることが難しいと判断し、図を使ってもう一度丁寧に説明してあげた。
さすがにおじいさんたちも家事の分担について理解したかに思えた。
翌日、おじいさんAもBもCもみんな図を使い始めた。
桃太郎はさすがにイライラし、鬼ヶ島に行くことにした。
おじいさんたちはきびだんごを作ってくれたが、ここでも分担することを知らないからすごい量のきびだんごができた。
翌日、桃太郎が出発しようとしたところ、おじいさんAだけが見送りに来てくれた。
ついに分担することを覚えたようだが、ここは全員で来て欲しいところだった。
桃太郎はその後トラックで鬼ヶ島の鬼どもを軽く蹴散らした。
めでたしめでたし。